2021年・新年明けましておめでとうございます!
今年も無事新年が迎えられて、ここまで一緒に過ごしてくださっている方々に感謝いたします。さて、今年も新しい一年が幕を明けましたが、
海外に住み始めると、すっかり聞こえて来なくなったスーパーでの琴の音や、新年らしいディスプレイも縁遠くなってしまうものです。
ということで、今年はオランダ風の凧揚げと現代風の福笑いで、幕を開けようと思います!まずは、福笑い。これは最高に盛り上がりました。
自分で、理想の顔を想像しておいてもらってから・・・さてタオルで目隠しをして・・・。今回は、お友達に誘導してもらいながら、福笑いのパーツをおいてもらいましたが、これが笑いの渦を作ってくれます。
「もうちょっと右!」
「もうちょっと左!」
「違うよ、目が眉毛の上になっているよ」
「顔から鼻がはみ出ているよ!」
右やら左やら上やら下やら・・・自由自在に動き回る「顔のパーツ」を隣のお友達が説明しながら口だけでなんとか[良い]場所に導いてくれます。
興味深いのは、子供たちの特性によって、手の動きもとてもユニークであること。
慎重に数ミリ単位で動かしていく子供もいれば、
一気に3センチ以上もパーツが移動する子供もいます。
人によって「ちょっと」も差がありますよね 笑
みんな違ってそれぞれがとてもいい個性を作っています
人に説明する時は、わかりやすく!が理想です。
今回の福笑いは、子供たちにとっても良い経験になったようです。右や左がまだわかりにくくても、そっと手をおいて誘導してあげることもできます。
目が見えないと、人の言葉に集中しますので、やっている方も真剣に聞いて理解しようとします。
目隠しなどで『感覚』が一つ抜けた状態を作ってみると、説明する側も「あれ・それ」などの代名詞だけでなく、より具体的に誘導しようと心がけていくようになります。相手をよくみて相手の様子から「言葉」を選ぶことができるようになります。
例えば、子供によっては「ワイルド」に手が動く子供もいますので、その場合は
「ほーおおおんのちょこっとだけ右に動かしてね。ほおおおんのちょっとだよ!ゆっくりね」などという感じです。伝える方にも力がこもっているのが伝わってきますよね。
普段は、家族で過ごすことの多い今の「コロナ」時代ですが、日本語も意識して使う訓練になったのではないでしょうか 何より、楽しむのが一番ですね 今年の教室の始まりは大きな笑いに包まれました♪
さてお次は
凧揚げの「凧づくり」!
ここで登場したのは、オランダに住むと、どこかで必ずみたことのある「アルバートハイン」のレジ袋。
とてもちょうどいいのでおすすめです。 ストロー、テープ、ハサミ、毛糸。
たった4つの材料で作り上げます。レジ袋は紙と違ってふにゃふにゃなので、ハサミで切るには「ぴん!」っと張る必要があります。隣のお友達とチームを組んで、協力して作っていきます! ちょっと根気が入りましたが、みんなとてもよくがんばりました
頑張って作ったからには・・・ともうすでに暗くなったお外ですが、目の前の芝生にダッシュして飛ばしにいきました! 日本の凧ようにグン!!っと上がるわけではありませんが、子供たちが走るとパタパタと揺れて上がり、とても楽しい時間になりました 何より・・・「コロナ規制」で閉じこもりがちなこの時期には最高にありがたいです子供たちの笑い声が外で聞けるのは気持ちが涼やかになりますね! 素敵な時間をありがとうございました!暗いですが私も凧揚げに走りました。気持ちよかったです!
元地奈弓