【オランダの学校から学ぶ】子供のモチベーション

子供のモチベーションが保てない

「もう飽きちゃったのだろうか・・」と、目の前のおもちゃや教材に興味をなくした子供をみて、残念な気分になったことはありませんか。

子供のモチベーションが続かない場合は大人と子供は感情に行き違いが起こります。
特にこっちが一生懸命になればなるほど、子供の興味がそれた時は辛いものです。がっかりしたり、時に涙を流して怒ったり。。。

 

例えば「字」を読める人は字を読むこと楽しみを見つけます。ですが、ディスレクシアの子供にとっては「字」はわかりにくい、つまんないものの一つです。彼らにとって、字を使って何かを説明することはすぐに興味を失ってしまう対象になるかも知れません。

 

また同時に、子供に何かを教えたり、子供と何かを学ぶ時、親は忍耐と時間を要します。
「どうしてわからないのか」
「こんなにわかりやすく言っているのに」
「どうしたらいいのだろう」

 

苛立ちは親だけではありません。親の苛立ちは子供の不安につながります。子供の不安はモチベーションをガックリ下げるかも知れません。今日はその子供の不安について、学校の先生にも質問してみました。

オランダの学校での子供の不安への対処

学校といってもSO(supecial onderwijs)特別教育学校の先生です。彼らが普段携わる子供たちは、何かしら「助け」を必要とする子供たちです。さらに10代に上がると子供たちは、体の成長とホルモンの変化によって心の中にもいろいろな葛藤を抱えます。

 

子供たちは時に、自分の持つ「難しさ」、「乗り越えにくい問題」に苛立ち、パニックになることもあるものです。子供たちの不安や苛立ちを先生たちは、どのように向き合うのでしょうか?さらに、私たち親はどのように対処したら良いのでしょうか?できないことを無理やり「できるようにする」ことは一時的にうまくいくこともあるかも知れませんが、無理やりやらなくてもいい方法があるのならば、きっとみんなそちらを選びたいですよね。

 

「何をしたら一番子供の助けになりますか?」

「なにが一番子供の助けになりますか?」

今、目の前の不安を抱えた子供に何をしてあげられるのかと疑問に思う親は少なくくありません。子供たちのじっと見つめる目の奥に不安があることがわかっても、褒めたらいいのか、慰めたらいいのか、喝を入れればいいのか。。。学校の先生によると、それは、

 

今できることを少しずつ続けること。だそうです。そして、決して無理をしないこと。でも続けること。そして、もっと大切なのは、違う才能も見つけ出して伸ばしてやることだそうです。

 

 

その才能にについて、彼らは、「Gifted」という言葉を使います。少し前に有名になりましたが、カナダに住む日本人のお子さんが「Gifted」として紹介されましたね。素晴らしい才能は子供を持つ親にとって早く見つけて伸ばしてあげたいものです。Giftedなんて、本当にいい響きです。

 

ギフテッドという言葉

Giftedの言葉の意味は 一般的な人々と比較して先天的に顕著に高い知性と精神性、共感的理解、洞察力、独創性、優れた記憶力を持つ人々を指す。 知的才能保持者。(参考:Weblio辞書)ですが、   知的才能だけでなく、その人に与えられた素晴らしい才能のことならば使っているようです。「あなたのお子さんは、特にアートとロボットに対してすごい才能があるよ!」「なぜそういうかというと、その時ばかりは本当に’ 忙しい ’んだから!」つまり、やる気が全く違うとのことです。   親にしてみれば本当にありがたい話です。私たちに代わっていろんな方面からアプローチしてくれ、才能を一緒に探してくれ、応援してくれるのですから。オランダの先生全員が同じ考えかどうかは知りませんが、子供たちを親ではない教育者の一人として一緒に育ててくれているという心強さがあります。この夏休みは「忙しい夏」になりそうです。   子供が目に涙を溜めいたり、不安になっているなんてとてもつらいことです。一緒に前に向かって進んでいくためには親も誰かに応援してもらい、助けを借りながら、共に歩んでいきたいですね!

元地奈弓

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