子供に電動歯ブラシは必要なの?
私が小さい頃は、歯ブラシが電池で動くなんて考えられなかったけど、オランダに来てから電動歯ブラシは普通なんだと実感しています。
親としては、電動歯ブラシよりも「アナログ」の手の動きのほうがよっぽど「タメ」になると信じたいところですが、時代は変化していることを実感します。
みなさんは子供に電動歯ブラシを勧めていますか?
なぜ、オランダは歯ブラシにそんな進化を求めるのでしょうか。
オランダの口腔衛生学会は口の健康のために2007年に教育健康プログラムがオランダで立ち上げたようです。歯垢を除去して、口の健康を小さいころから大切にすることが、大人になってからも綺麗な口を保つことができます。
では、電動と手動でどれだけ違いがでるのでしょうか?
電動歯ブラシは手動歯ブラシよりも2倍、歯垢を取り除くことができるそうです。驚きますね。子供はちょうど物がつかめるようになる2歳の頃に電動へ切り替えていくようです。
実際、我が家の子供が電動歯ブラシデビューをしたのはやや遅めなのですが、電動歯ブラシは歯を磨く時間を楽しむことができるので、いつもより長く口の中で歯ブラシが動いているようです。
Gewoon Gaaf (Just cool)という考え方
オランダでの科学的研究(Dr. Erik Vermaire 2013)は、Gewoon Gaaf法により虫歯が70%少なくなる可能性があることを示しています。
個々で虫歯予防
このプロジェクトは、0歳から18歳までのすべての子供とその両親のための予防方法だそうです。
オランダでこのプロジェクトがあるからこそ、子供は2歳から歯医者にかかることを勧められ、きっちりチェックされ続けます。とても素晴らしいと個人的には思います。子供の歯科診療がただなのもありがたい話です。
日本に住んでいた頃は、「歯医者はオプション」というスタンスでした。一般的に子供たちは歯科へ通うことをおそれるし、親としては、仕事は忙しいと言う理由であまり歯医者の予約をしていません。
ここでは子供の歯科通院は無料であり、やや強制的なものもあるので子供たちの歯が守られているなと実感します。
気をつけなければならないのは、たとえ電動歯ブラシでも本当に子供用をつかっていいのかということです。もし、子供の歯が永久歯で揃ってきた場合は子供用の電動歯ブラシヘッドはやや柔らかすぎて、歯を磨くには足りないそうです。
「子供さんには、もう大人用の電動歯ブラシを使ってくださいね」と言われましたが、「いきなり大人用」でいいんだ。。。という感想です。
娘(9歳)は大人の歯がだいぶ揃ってきましたが、「Teen用」よりはもう、「大人用」がいいそうです。
日本もとても虫歯が減っていますよね。日本では歯医者に通わずとも定期的に歯の健診をしてくれるのがいいですね。学校によっては給食後にフッ素うがいをする記事もみました。先生がいろんなことを頑張ってくださっているのだなと実感します。
歯磨きの世界も各国でアプローチの方法が違いますが、歯を大事にしていたいですね。