子供の知能とは
昔から、人は知能を数値で測りたい試みてきました。
そして生まれた一つが IQ です。IQはすでに日常生活の中でよく使われる言葉になっています。ですが、本当にIQだけで「頭のよさ」が図れるのでしょうか?一般的に、知能全てを測定する方法は見つかっておらず、今後測定することも難しいと言われています。
とはいえ、子供を育てる親としては、「子供の知能や子供の才能」って気になりますよね。才能を伸ばしてあげたいけど、何を基準に探せばいいのだろうと時に迷うことがあるかもしれません。
ではそもそも
知能とは一体何なのでしょうか?
そこで助けとなるのはハーバード大学のハワード・ガードナー教授が提唱したMI理論という考え方です。MIとは「多重知能」という意味。人は複数の知能を持っており、長所やプロフィールが個人によって違うように、人によって「ある知能」が強かったり、「ある別の知能」が弱かったりする。
例えば、ピカソは読み書きという「言語知能」が弱かった(Dyslexia :ディスレクシア)と言われていますが、絵という「視覚空間的知能」が優れていたと考えることができます。
このMI理論は人の知能を8つのカテゴリーに分けています。
①音楽リズム知能
②対人的知能
③論理数学的知能
④博物学的知能
⑤視覚空間的知能
⑥内省的知能
⑦言語語学知能
⑧身体・運動感覚的知能
これらはただ1つに注目するのではなく、それぞれ強いところもあれば弱いところもある。という見方をします。
子供達の中には「いわゆる勉強」はなかなか集中しなくても、いつの間にかじっとして黙々とやっていること、ありませんか?黙々とやっているのは知能や子供の新しい才能を見つける良い助けになります。ただ注意しなければいけないのは、「テレビを見る」のは例えじっと集中し続けるモノであっても、知能の発見には繋がりません。ポイントは「何のテレビ」に釘付けになるのかが大切です。例えば動物のテレビを見るのが大好きならば、動物についての本を一緒にみたり、一緒に工作してみたり、分野の中から「没頭する物」を発見してみることが大切です。
我が家では「計算」が苦手な子供がいますが、値札を読むことは大好きです。この子とはもっぱら「限られたお金でお菓子を買う」というミッションで計算を楽しんでもらっています。山あり谷ありですが、うまくいかないことも一緒に体験して、「乗り越える方法を一緒に見つける」とまた自信をもって取り組むことができます。
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私たち「ぼくエジアカデミー」では、子供さん、一人ひとりの学び方を見つけて伸ばします。
*2022年「ぼくエジ」では現在、定期的なレッスンは行なっておりません。