<子供の自律神経について:食>
毎日の食事は、私たちの身体をつくり、満たしてくれています。
身体の不具合が大きくなる前に、日々の食事に気を使う事で症状を抑える事ができたり、不具合に負けない状態へと身体が変化していける助けになったら、と食のヒントをお伝えできたら、と思います。
自律神経が乱れると身体には様々な症状となって現れます。実際、私も約20年前に自律神経失調症と診断をされたので、その時の辛さは今でもよく覚えているものです。私の場合は、とにかく起きられなくなり、食欲の減退、体重の減退、動悸が続き、仕事場へ行く事すらできなくなってしまいました。傷が目に見える様な明確な病気でない為、この症状がどう変化していくのかとても不安でありました。この様な自律神経の乱れから始まる症状は、現代の子供達の間でも様々な症状で起こりやすくなっており、どの様に食について気を付けていけばよいでしょうか。
自律神経を乱す大きな原因のひとつは、ストレスと言われています。当時の私の生活を思い返してみても、とにかく忙しくストレスの多い生活をしており、栄養士の資格を習得した後にも関わらず、ストレスにより恥ずかしくも食生活は乱れていました。そこで、よりストレスに対応できる、跳ね除けられる状態なら、自律神経も乱れずにすみますね。
私の思うポイントは3つ、
まず1つ目にはよく聞く事ですが、バランスのよい食事が大切で、バランスのよい食事を食べる事のできる身体、生活状態は、元気である証拠の様にも思います。毎回完璧でなくてよいのです。でも、基本的な、炭水化物、お野菜、タンパク質が摂取できたかな、と意識するだけで、朝と昼はタンパク質不足だったな、夜にはタンパク質を取る様にしよう。と考えられる様になったりします。私は自律神経失調症の時、バランスのとれた食事の量を食べる事ができなくなってしまいました。食べられて味噌汁とご飯少しだけ、味噌汁の具も喉を通らなかったり。お子様の食欲の状態を気にかけてあげながら、バランスを心がけてあげましょう。
2つ目は、甘い食べ物、飲み物の摂取、血糖値を急上昇させる事に気をつけてあげる事です。身体にストレスがかかると、副腎という臓器はいつも以上に頑張らなくてはなりません。ストレスに対応するには副腎を元気にしておく必要があります。副腎を疲れさせてしまう原因で血糖値の乱高下が挙げられ、なぜなら血糖値が急上昇したら、インスリンを分泌し血糖値を下げ、下がった時には副腎が始動し、今度は上げる為にアドレナリンを分泌。こんな事が頻繁に起きれば、忙しく疲れてしまいます。ですので、白砂糖の入ったお菓子、清涼飲料水をよく口にする様な、血糖値の急上昇を頻繁に起こさないようにする事をお勧めします。
3つめとして、私なりのおすすめのおやつをお伝えします。血糖値の急上昇を控えながら美味しくて自然のものです。
まずはドライフルーツのデーツです。デーツは甘いだけでなく、カロチン、鉄、亜鉛、ポリフェノール、ビタミンE、カリウム、マグネシウムを含んでおり、栄養の足しにもなります。私は特定のデーツをお勧めしたいです。なぜなら色々なタイプがあり、味やジューシーさが違います。Yogi Yousef (https://yogiyousef.nl) というブランドのデーツがおすすめです。オーガニックのデーツで他のデーツに比べて少し小ぶりですが、とにかく乾いた感じがなく、甘さもとっても濃厚で、その味はどこか濃厚なこしあんの様にも感じてしまいます。
日持ちがする物ですので、オンラインで購入するのもいいと思いますし、私はアムステルダムのDe Pijp エリアにあります、オーガニック食材店De Aanzetというお店で小分けにしているのでそちらで購入しています。
続きまして、同じくドライフルーツなのですが、インカベリーです。日本語にして食用のほうずきなのですが、ビタミンA,C,Eを豊富に含むフルーツで、酸っぱさが強く、酸っぱいグミキャンディーの様です。私は仕事中疲れてきた時によく食べており、体がシャキッと復活するのです。私はオーガニックのものが安心と思います。
最後に飲み物です。果汁100%のジュースを、お水または炭酸水で割って飲むのもおすすめです。私はりんごシュース100%を割って飲むのが好きですが、お好みのジュースでお試ししてみて下さい。スッキリとした自然の甘みで美味しいですよ。
毎日の食事は、ストレスや自律神経にも関わっており、美味しくバランスのよい食事を楽しんで食べられる事は元気な証拠でもあると思います。そしておやつの時間も楽しみな時間のひとつですので、上記に挙げました様な自然な甘みのする物を試してみるのもいかがでしょうか。