あなたはどれくらいBioの食品に興味をお持ちですか?
現在多くの食品にBioという表示がついています。子供を育てる親として、Bio商品は一度は気になったことがあるのではないでしょうか?
ではBio商品は一体子供の発達にどれくらいの影響をもたらすのでしょうか?
そもそもBio(ビオ)というのは
未来を見据えた環境に動物にも植物にも優しいというのがコンセプトのようです。
1.健康-有機農業が土壌、植物、動物、人間、惑星の健康を維持し、強化する。たとえば、農薬や防腐剤の使用だけでなく、動物福祉や苦しみの防止についても考える。
2.生態系の持続可能性-有機農業は、生きている生態系とサイクルに基づいて、維持し、強化する必要があります。つまり地球とその原材料を使い果たすことなく生産する方法です。
3.公平性-有機農業は、利益、リスク、投資の公平で敬意のある分配に貢献する長期的な関係とパートナーシップに焦点を当てています。大規模な生産者だけ良い思いをすることを防ぎ、「公平性」がなければなりません。
4.ケア-有機農業が現在および将来の世代と環境の健康と福祉の保護に貢献する場所。人類全体を念頭に置いた全体論的アプローチ。
Bio(ビオ)食品のメリット
Bio(ビオ)の商品を食べることでどんな良いことがあるのでしょうか?
実はイギリスで興味深い研究結果があります。
60万人以上の女性を対象とした研究では、「定期的にオーガニック食苦品を食べる女性と食べない女性の間では癌のリスクに有意差はなかった」という報告です。
つまり、「健康にいいか悪いか見た目にはまだよくわからない」ということです。
ただし、一方で、植物性の食品の組成の違いに関しては、300以上の研究結果が出ています。内容は
「有機食品には、抗酸化物質が多く含まれているということ」*
・フラボノイド19−69%
・カロテノイド17%
・ビタミンC 6%
*抗酸化物質とは細胞を損傷から保護して、病気のリスクを下げる可能性があるものです
(引用:https://www.consumentenbond.nl/gezond-eten/biologische-voeding)
子供の発達への影響は?
Bio(ビオ)を食べることで、脳の発達にどれくらいの影響があるのでしょうか?
親として、有機食品は脳の発達・体の発達にどれぐらい影響するのだろうか?
という疑問は頭をかすめることもあるでしょう。
ある研究では、有機食品の摂取量が多く、ファーストフードの摂取量が少ない子供では流動性知能と作業記憶のスコアが高い、とも言われています。ただ、これはほんの一部の研究です。
一方で、はっきり言えるのは、まだ、誰も「本当の結果」を知らないということではないでしょうか。
タバコ・PM2.5・騒音などは明らかに子供のみならず、大人にも症状を及ぼすものの、このBio(ビオ)食品の成分の差は本当に微々たるものの積み重ねではないかと私自身は考えています。
Bio(ビオ)商品のコスト
一般的にBio商品はBioでないものの2倍の価格だと言われています。家計を支えるものにとってはあまり頻繁に手に取ることは困難かもしれません。
でも「できるところから」というのが私の考えで、
例えば「バナナ」「りんご」「ナッツ」などの果物・ナッツ類は手にとりやすいBio(ビオ)商品として良いように思います。あと、個人的にはコーヒーはビオの方が美味しいと思っています。スーパーで買った安いコーヒー(ビオではないコーヒー)は途端に気持ちが悪くなりました。
何度も「間違いでは?」と思って試しましたが、やはり美味しくなくて、買ったばかりのコーヒーの粉を泣く泣く破棄することになりました。
これからどのような時代になっていくのか
ビオの製品を手に取る時にぜひ、一度考えてほしいのはビオ製品というのは「地球に優しい」ということです。同じ畑ではなく、輪作によって、一回ごとに作る土地を変えたり、健康の代わりに手間と場所を必要とします。
これは、動物も植物も昆虫も人間も微生物もみんな共存するための方法です。今、SDGsと叫ばれていますが、私たちは、あと20年後にどのような食品をたべるようになるのでしょうか
私たちの選択
子供を持つ親として、私たちは子供を持つ前よりも少し責任を多く感じています。かといって、全てをビオにしてしまうと、一家のエンゲル係数は大幅に上がり、大事なものにもお金が使えなくなる可能性があります。家計をみながら、健康も注意してバランス良く、子育てをしたいですね。
元地奈弓